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ホシアカリミノウミウシ

裸鰓目(らさいもく)・ミノウミウシ亜目・ホリミノウミウシ科。

2010年2月12日撮影。場所は雲見・牛着岩の大牛の裏手の壁、水深10m付近。長いカヤの先についていました。体長は4cmほど。撮影者は近喰細氏。
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次の画像は同じ個体を私が撮影しました。「本州のウミウシ」図鑑を見ると、本種の隣ページに載っているジョオウミノウミウシともよく似ています。しかし、背側突起の、根元から見て3分の2くらいの所が大きく膨らんでいることから、ホシアカリミノウミウシと判断しました。
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2011年5月11日撮影。場所は雲見・牛着岩の大牛の洞窟。撮影者は廣瀬誠氏。ペアですね。いちど目がなれると、かなりの個体数がいることが分かってきました。ガヤ類の上だけでなく、シワメなど海草類の表面にもたくさんいます。これは今年だけの傾向なのか、それとも毎年のことなのか。来年の今頃が楽しみです。
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上記写真と同じ日の別個体です。この日はこの種がたくさん見つかりました。撮影者も同じく廣瀬誠氏。褐色の藻類に生えたカヤ類を食べているようです。
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やはり上記写真と同じ日、別個体です。撮影者は廣瀬誠氏。この個体はどうやら産卵中のようですね。白っぽい卵塊が見えます。
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2012年2月13日撮影。体長3cmほどと、今まで見たこのウミウシの中でいちばん大きい個体でした。
よく似るジョオウミノウミウシの触角には橙色の色帯があるのに対し、本種は触角にも体同様の黒い細点があるのが特徴です。
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by idive-marinelife | 2011-05-12 22:46 | ウミウシ・ハ行
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