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ネアカミノウミウシ

裸鰓目ミノウミウシ亜目アオミノウミウシ科。

2010年3月9日撮影。場所は雲見・牛着岩のクランク。水深10m付近の岩の上、体長は12mmくらいでした。

ガヤの上に乗っていましたが、ライトの光を嫌ってか、活発に移動していきます。1本目の最後に見たのですが、2本目に見つけた場所へ行ってみると、また同じガヤに戻っていました。よっぽどお気に入りの場所と見えます。
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体は半透明で、よく見ると黄色のちょっと大きめの点々とそれよりも小さな白い点々がびっしりとあります。背側突起は透明で中の消化腺が透けて丸見え。触角にはまるで電波塔のような丸い輪っかが間隔を置いてあります。
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この個体を見つけたすぐそばや、反対側の岩の上にもどうやら同じ種類の個体を見つけました。今まで見たことのない種類でも、一度見つけると次々に見つかるのが面白いですね。(でも画像は3枚とも同じ個体です)
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2011年2月3日撮影。場所は湾内の水深14m付近でした。
体長はせいぜい5mm程度。小さいです。
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触角に丸い輪っかがあるのは、アオミノウミウシの仲間の特徴みたいですね。
去年見た個体とかなり色が違って見えますが、「本州のウミウシ」図鑑にも「稀に消化腺が赤くならない個体も見られる」とあります。食べた餌のせいでしょうか?
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2011年5月11日撮影。撮影者は廣瀬誠氏。
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by idive-marinelife | 2010-03-09 17:54 | ウミウシ・ナ行
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