カテゴリ:ウミウシ・マ行( 33 )

ミノウミウシ上科の一種11

後䚡目裸鰓(らさい)亜目ミノウミウシ上科

このウミウシは電子版のウミウシ図鑑「日本のウミウシ」ver.2では「ミノウミウシ上科の一種11」という名前で紹介されています。
また2004年に出版された「本州のウミウシ」図鑑ではミノウミウシ亜目の仲間(No.655 AEOLIDINA sp.21)と紹介されていました。

同じ著者によるふたつの図鑑に違う名前で紹介されている状態です。
「本州のウミウシ」図鑑は出版年度が10年以上前ということで、分類等の内容が変わってしまうことは仕方のないことなんですね。

ただやはり早く正式な和名が付けられることがのぞまれます。
撮影日は2015年4月2日。場所は雲見・牛着岩、撮影者は井上純さんです。
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by idive-marinelife | 2015-04-02 21:49 | ウミウシ・マ行

ミアミラウミウシ

後䚡目裸鰓(らさい)亜目ドーリス上科隠鰓ウミウシ類イロウミウシ科ニシキウミウシ属

2008年3月21日撮影。ニシキウミウシと並んで、サイズが大きく、色彩の美しいウミウシですね。図鑑では体長10cmに達する、とありますが、それ以上大きい個体もいるようです。
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2007年8月30日撮影。
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2008年8月26日。撮影者は森田洋介氏。体長12センチほどの大きな個体。小牛横の砂地を結構な早さで移動していました。でもどちらへ?
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2007年4月20日撮影の動画です。



2010年1月19日撮影。場所は雲見・三競の3の穴。体長は5mmくらいでしょうか。とにかく小さかったです。最初は初めて見るウミウシかと思いましたが、画像をよく見ると、外套膜周縁が波打つように外に張り出していること。背中の正中線上に複数の突起が並んでいることなどからミアミラウミウシだろうと判断しました。大きくなると実に複雑で鮮やかな色彩となるミアミラウミウシですが、ちっこい時もまたシンプルできれいな色をしていますね。
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この画像は2010年5月4日撮影。撮影者は堀江玲子氏です。小牛の湾内側、水深12mの棚の上にいました。最初は別のウミウシかと思いましたが、「本州のウミウシ」図鑑のサブカットによく似た色彩のものがあったので、本種と分かりました。
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「本州のウミウシ」図鑑によると「現在は変異幅の広い1種とされているが、Rudmanによると複数の種に分けられる可能性があるという」ということです。上記画像も、将来は別の名前が付くかもしれませんね。

2011年10月20日撮影。撮影者は鈴木かずみ氏。体長は1cmないですよね。何しろ指示棒の先がこの太さですからね。
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2014年7月2日撮影。場所は雲見・牛着岩の水深5m付近。大きさの違うふたつの個体が巡り会って交接するまでの一部始終です。
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互いの体の右斜め前から、交接器官を突出させます。下の写真の丸で囲った部分がそれです。
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そして合体完了。
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この広い海でどうやって同じ種どうしが間違わずに出逢えるのでしょうか。不思議です。
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by idive-marinelife | 2014-07-02 21:49 | ウミウシ・マ行

ムラサキウミコチョウ

後䚡目頭楯亜目キセワタ上科ウミコチョウ科ムラサキウミコチョウ属

《旧分類:頭楯目キセワタ上科ウミコチョウ科ムラサキウミコチョウ属》

2011年6月9日撮影。交接中です。
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2011年5月11日撮影。撮影者は廣瀬誠氏。
透明感のある体が、上品な和菓子を連想させますね。
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2008年5月25日撮影。-24mのアーチの岩上で撮影。よく発達した側足で優雅に泳ぎます。
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2008年5月9日撮影。産卵中の様子。大牛の洞窟の壁にいました。
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2007年7月22日撮影。
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by idive-marinelife | 2013-09-04 09:47 | ウミウシ・マ行

イソウミウシ属の一種1

後鰓目裸鰓(らさい)亜目ドーリス上科隠鰓ウミウシ類ツヅレウミウシ科イソウミウシ属

《旧分類:裸鰓目ドーリス亜目ドーリス科ヨルンナ属》

2013年9月4日追記:

以前は「ミナミヒョウモンウミウシ」として掲載していました。「日本のウミウシβ版」に準拠して名前及び分類を変更いたしました。

下記は「日本のウミウシβ版」から、当該種に関する記述の転載です。
「小野(2004)、中野(2004)ではJorunna pantherina(Angas,1864)ミナミヒョウモンウミウシとされていた」
つまり、今は違う、ということですよね。

:追記終わり

撮影は2010年12月5日。撮影者は私です。場所は水深16mのアーチの内部。体長は2cmほどでした。
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一見、白い無地模様にも見えましたが、大きな画面で改めて見てみると特徴的な網目模様が認められました。尖った短い触角、鰓葉が半球状な点などを考慮してこの種だと判断するに至りました。今回が初めての観察ですので、個体数はごく少ないと思います。次の日にはもうこの場所にいませんでしたから生き物との出会いは一期一会だな、と改めて感じさせてくれた種です。
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by idive-marinelife | 2013-09-04 09:27 | ウミウシ・マ行

ムロトミノウミウシ

後䚡目裸鰓(らさい)亜目ミノウミウシ上科ヨツスジミノウミウシ科クセニアウミウシ属

2013年1月7日撮影。場所は雲見・牛着岩の小牛・東側の壁、水深6m付近でした。
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「ベータ版日本のウミウシ」図鑑によると「体地色は青色から紫色をおびた半透明で、体全体に褐虫藻由来の褐色の細点が散布している。背側突起はわずかに扁平した紡錘形で、先端は湾曲する。背側突起は青色で、白色の細点が散在し、先端は黄白色。脱落しやすい。触角と口触手の先端は黄白色。前足隅は鈍角をなす。八方サンゴのAlcyonariaを食する。35mmに達する」とありました。
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by idive-marinelife | 2013-01-15 13:52 | ウミウシ・マ行

ミナミヒロウミウシ

裸鰓目ドーリス亜目ネコジタウミウシ科Hopkinsia属。

2012年9月14日撮影。撮影者は塚口英秋氏。場所は雲見・牛着岩、大牛の洞窟の内部です。
体長は10mmから12mmといったところでしょうか。

最初はよく見かけるヒロウミウシだと思っていました。しかしヒロウミウシの背側突起は先端が白なのに対し、本種は先端が体地色と同じ色になっています。ヒロウミウシの突起がまばらについているのに対し、本種の突起は5対、うち1対は触角より前についています。5対ということは10本ですが、数を数えてみるとどうも一本多いような・・・。

「ウミウシ―生きている海の妖精」図鑑によると、「背面周縁に沿って5対の指状突起が左右対称にあり、そのうち1対は触角の前にある。背面の中央付近の鰓の前にも1本の突起がある」とあります。なので1本多くていいんですね。(⌒^⌒)b
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同じ日に山本慎太郎氏が撮りました。奥に見えるコケムシにはセトリュウグウウミウシの幼体がついていますね。
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by idive-marinelife | 2012-09-19 21:11 | ウミウシ・マ行

マツカサウミウシ属の一種

裸鰓目スギノハウミウシ亜目マツカサウミウシ科マツカサウミウシ属。

2012年3月16日撮影。撮影者は廣瀬誠氏です。撮影した場所は雲見・牛着岩の水路、水深は10m付近でした。体長は3mm〜4mm程度と小さかったですね。
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このウミウシも「本州のウミウシ」図鑑には記載がありませんでした。

そこでウミウシに詳しい大瀬崎のダイビングショップ「海の案内人ちびすけ」ガイド、川原晃さんにお訊ねした所、マツカサウミウシ属の一種6またはヒメマツカサウミウシではないかとのお返事でした。川原さん、ありがとうございました!

さて、いったいこのふたつのうちのどちらなのか、ということですが、正直言って分かりません。f ^ ^ *)
ですので、ここでは単に「マツカサウミウシ属の一種」としておきます。

2012年6月10日撮影。撮影者は浅沼絵美さんです。これも極小ですね。私の指先がこの大きさですから、実際の大きさは推して知るべし、といった所でしょうか。
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by idive-marinelife | 2012-07-27 18:55 | ウミウシ・マ行

マツカサウミウシ属の一種11

裸鰓目スギノハウミウシ亜目マツカサウミウシ科マツカサウミウシ属。

2012年7月23日。撮影者は廣瀬誠氏。場所は雲見・牛着岩の水路、三角穴近くの小牛の壁、水深8m付近でした。
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撮影日は2012年7月25日。撮影者は高山恵子さんです。
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このウミウシ発見を、大瀬崎のダイビングショップ「海の案内人ちびすけ」の川原さんに自慢した所、その奥様でやはりウミウシに詳しいゆいさんから下記のようなメールをいただきました。ゆいさんのご承諾をいただいて、その内容を転記いたします。

(以下引用)/////////////////////////

でもこの子、本当にdoto.spでいいのか疑問がいっぱいです。
ヤマンバミノウミウシミレニアムマツカサウミウシと一緒にいることが多く、同じガヤを食べます。
最初のころは一部のダイバーからヤマンバミノが近いと言われていました。

しかし、触覚や口触手、背中の突起の形がホリミノウミウシの仲間に近いんじゃないかという気がしています。
ホリミノウミウシは胴体が短い子がほとんどですが、ミュヤ・ロンギコルニスのように稀に長い子もいます。

と、いうことで。
現段階ではdoto.spとしておくのが無難だと思います。
doto属は馬場先生の後、研究者がいませんので、しばらくは不明が多そうです。

/////////////////////////

ゆいさん、ありがとうございました!

ちなみに「ミュヤ・ロンギコルニス」というウミウシは図鑑はもちろんウミウシ図鑑.comにも載っていないので、どんなウミウシかは私にも分かりません。f ^ ^ *)
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by idive-marinelife | 2012-07-27 18:46 | ウミウシ・マ行

マツカサウミウシ属の一種3(仮称:ワライボヤマツカサウミウシ)

裸鰓目スギノハウミウシ亜目マツカサウミウシ科マツカサウミウシ属。

2010年4月25日撮影。場所は牛着岩の裏手、クランクを出た辺りの水深15m、岩礁に生えているガヤ類の上です。ちょっと岩陰になった暗がりでした。そういえばマツカサウミウシの仲間は、皆似たような環境にいる気がします。
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体長は3、4mmと極小の部類。背中の突起の模様が特徴的ですが、肉眼では確認できませんでした。
このウミウシは「本州のウミウシ」図鑑には載っていません。「ウミウシ図鑑.com」で検索すると、この名前で載っています。

分類的には裸鰓目スギノハウミウシ亜目マツカサウミウシ科に属するようです。下記の画像は上記と同じ場所にいた別の個体です。
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2012年4月25日、私が撮影しました。場所は雲見・牛着岩のH型の穴手前の壁に生えているガヤでした。この周辺にはたぶん6、7個体はいましたし、タマゴも産みつけているようでした。ウミウシの横にある黄色っぽいものがタマゴです。
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2012年4月30日撮影。撮影は井上純氏。
体長は1cmくらい、小さいうえに細いので肉眼でこの「ワライボヤ」のような背側突起を見ることはよほど目のいい人でない限り無理でしょうね。

このことから、「海の案内人ちびすけ」のガイド川原さんはこのウミウシを「ワライボヤマツカサウミウシ」と呼んでいるそうです。
うまいネーミングですね。(⌒^⌒)b
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2012年6月12日撮影。撮影者は平野典司氏。上記と同じ場所です。1ヶ月以上たってもまだ盛んに産卵している様子が伺えます。
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by idive-marinelife | 2012-07-22 21:24 | ウミウシ・マ行

マツカサウミウシ属の一種8

裸鰓目スギノハウミウシ亜目マツカサウミウシ科マツカサウミウシ属。

2012年4月22日撮影。場所は雲見・牛着岩のブルーコーナー付近、水深8mほどの岩壁にあるオオパンカイメンの上でした。体長は5mmくらいです。
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マツカサウミウシの仲間だとは思うのですが・・・。図鑑にも載っていないし、困りました。そこで大瀬崎のウミウシ超大好きガイド「海の案内人ちびすけ」川原さんに聞いてみました。

すると奥様でやっぱりウミウシに超詳しいゆいさんから返信が。
下記に引用します。

「『マツカサウミウシsp8』と同じと思います。

でも「マツカサウミウシ属の一種9」との相違はわかりません(汗)
私個人としては同じような気がするのですが、一緒にされなかった理由で背中の突起の芯の部分が白っぽいとか、触角の先が白いとかだったような気がします。
先にsp8がUPされていたのに別口でsp9となったので、もっと違う何かがあったのかも???」

とのことでした。

同じ日、同じ個体です。
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もう一枚。小さくて撮影には苦労しました。
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by idive-marinelife | 2012-05-03 20:18 | ウミウシ・マ行