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ユビノウハナガサウミウシ

後䚡目裸鰓(らさい)亜目スギノハウミウシ上科ホクヨウウミウシ科シロハナガサウミウシ属(日本のウミウシβ版準拠)

2006年8月20日撮影。図鑑によってはユビノウハナガサウミウシという名前で紹介されていますが、これは和名の新参異名とのことです。つまり、同じ種類の生き物に違った名前を付けてしまったわけですが、こういうことは早い者勝ちなので、シロハナガサウミウシの勝ち、というわけです。

2013年3月26日追記
「日本のウミウシβ版」の「シロハナガサウミウシ」の項目に「Rudman(1999)によってユビノウハナガサウミウシの異名とされたが、Gosliner et al.(2008)により再び独立種とされた」とあります。冒頭の文章を書いた時点では本種は「シロハナガサウミウシ」だったんですが、再び「ユビノウハナガサウミウシ」に戻されたんですね。ここに訂正いたします。

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2010年3月7日撮影。「本州のウミウシ」図鑑によると、ユビノウトサカやウミキノコなどを食する、とあります。雲見・牛着岩の湾内ではこの種が何匹も固まっている所を観察することができます。
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by idive-marinelife | 2013-03-26 22:08 | ウミウシ・ヤ・ラ・ワ行

ツルガチゴミノウミウシ

後䚡目裸鰓(らさい)亜目ミノウミウシ上科ヨツスジミノウミウシ科トモエミノウミウシ属(日本のウミウシβ版準拠)

《旧分類:裸鰓目(らさいもく)ミノウミウシ亜目アオミノウミウシ科》

2008年9月9日撮影。撮影者は私です。他のウミウシの卵塊を摂食していました。3匹いましたね。よく見ると卵塊が食い荒らされているのがわかります。
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体長はどの個体も3cm程度。比較的大きめです。
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2009年4月28日撮影。撮影者は廣瀬誠氏。
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2010年4月3日撮影。場所は雲見・牛着岩の湾内、通称「屏風岩」にて。体長は3cmほど。初めて見つけたのは3月27日。活発に動き回っていますが、同じ岩の上で継続して観察出来ています。

特徴的な触角は体に比べて大きめで黒色。ヒダが3枚ほどあるように見えます。口触手は半透明の白。背側突起は黄色で先端が黒くなるので見分けるのは比較的簡単です。「本州のウミウシ」図鑑には「やや稀種」とありますが、雲見・牛着岩では比較的よく目にします。
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2011年11月15日撮影。撮影者は私です。体長は1cmありませんでした。幼体ですね。
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2011年11月21日撮影。私が撮りました。
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by idive-marinelife | 2013-03-24 22:24 | ウミウシ・タ行

アカヤギ

刺胞動物門花虫綱ヤギ目フタヤギ科

2012年11月17日撮影。場所は雲見・牛着岩、小牛前の湾内の砂地。水深15m付近です。ここには様々なヤギの仲間がたくさん集まっていますね。

また本種にはイソバナカクレエビが共生している姿を見かけます。他にも小さな甲殻類やウミウサギガイの仲間の宿主となっているようです。
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by idive-marinelife | 2013-03-24 18:50 | その他・ア行

ホシキヌタ

腹足綱盤足目タカラガイ科ヒメホシダカラ属

2008年7月15日撮影。
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2009年8月27日撮影。撮影者は廣瀬誠氏。比較的大きな貝で雲見ではポピュラーな存在です。殻の大きさは8cmといった所でしょうか。
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2009年9月1日撮影。この貝は貝殻から外套膜を出して自分の殻を包みます。膜は黒っぽい色をしています。下の画像の個体は殻を半分は膜で覆い、残り半分は露出しています。
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by idive-marinelife | 2013-03-24 18:31 | その他・ハ行

テンロクケボリ

新生腹足上目高腹足目タカラガイ亜科タカラガイ上科ウミウサギガイ科。

2011年5月15日撮影。場所は水深24mのアーチの岩についたトサカ類の中。水深は16m付近でした。
「ウミウサギ―生きている海のジュエリー」図鑑によると、「軟体は殻と同色の地色に大きめの褐色〜黒色(『赤色から赤褐色』の間違い?)の水玉模様と小さな突起を有する。ホソテンロクケボリに似るが斑紋は赤く、やや細かい。(後略)」とのこと。
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2011年5月15日追記。最近手に入れたばかりの「ウミウサギ―生きている海のジュエリー」図鑑によると、下の画像はセロガタケボリという種だと思われます。ここに訂正いたします。

2008年3月30日撮影。撮影者は石井幾子さん。
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2013年3月20日撮影。撮影者は松澤和正さん。これはまず本種だと思います。
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この他にもよく似たウミウサギガイの仲間には次のようなものがいます。

セロガタケボリトラフケボリツマニケボリシロオビコダマウサギコボレバケボリなど。
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by idive-marinelife | 2013-03-24 17:55 | その他・タ行

セロガタケボリ

新生腹足上目高腹足目タカラガイ亜科タカラガイ上科ウミウサギガイ科

2012年11月9日撮影。撮影者は高木郁子さん。
「ウミウサギ―生きている海のジュエリー」図鑑には「濃色の非常に細かい網目模様の部分をベースに白色の不揃いな雲形模様が入り、その上に大きさがまばらな突起が密にある」とあります。
この生体部分の特徴的な模様から識別できますね。
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2008年3月30日撮影。撮影者は石井幾子さん。
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2008年11月29日撮影。撮影者は森田洋介さん。
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2013年3月17日撮影。撮影者は井上可奈さんです。場所は雲見・牛着岩、水深24mのアーチの上、水深17m付近です。特徴的な網目模様がよく分かりますね。
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2014年1月12日撮影。撮影者は浅沼絵美さん。
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2014年6月12日撮影。平野典司さん。
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2014年11月30日撮影。撮影者は浅沼絵美さん。
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この他にもよく似たウミウサギガイの仲間には次のようなものがいます。
テンロクケボリトラフケボリツマニケボリシロオビコダマウサギコボレバケボリなど。
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by idive-marinelife | 2013-03-24 14:25 | その他・サ行

ベニカエルアンコウ

顎口上綱新鰭亜綱アンコウ目カエルアンコウ科。
従来の和名はベニイザリウオでしたが、2007年に日本魚類学会でベニカエルアンコウと改名されました。

2008年5月30日撮影。大牛裏の壁にいました。水深は15m付近。
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ベニカエルアンコウはたぶん雲見でもっともよく見かけるカエルアンコウの仲間だと思います。

見分け方は、背びれの第二棘が細い棒状であること。しかもこの背びれには、他のカエルアンコウの仲間のような薄い膜はありません。
体側の中央に紅色の斑点があり、その中央には一本毛のようなものが生えていることもあります。
体は小振りで、岩やカイメンなどにつき、あまり移動しません。お陰で一度見つけると、しばらくダイバーを楽しませてくれます。

でも触ってしまうと引っ越していなくなってしまうので、観察する時やカメラ撮影時には、触らないように気をつけたいですね。

2008年5月23日撮影。
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2008年5月9日撮影。
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2008年5月1日撮影。
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2007年7月24日撮影。
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2006年4月8日撮影。牛着岩の湾内にて。水深10m付近。
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こちらも同じ日に撮影しましたが、別の個体です。マンリョウウミウシの上に踏ん張っています。f ^ ^ *)
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2008年7月1日撮影。湾内の通称マイケルロック横の岩に逆さまに張り付いていました。
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2011年8月26日撮影。お尻を持ち上げて脱糞した瞬間です。
人間とおんなじで踏ん張る時は口をあけていますね。出たぁ!って感じでしょうか。
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2012年4月15日撮影。場所は雲見・牛着岩のクランクを出て左側、水深15m付近です。比較の為に置いた一円玉と比べると、その小ささが分かりますね〜。発見者は雲見のガイド・近喰細さん。撮影者は石井幾子さんです。
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上の写真と同じ日に同じ個体を私が撮影しました。小さくてもベニカエルアンコウの特徴である背ビレ第二棘が変化した角がちゃんとあります。
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2012年5月13日撮影。上記と同じ場所で同じ個体を再発見したと思われます。というのも、この1ヶ月の間に体長が2cmほどに大きくなっているので、間違いなく同じ個体、とは言いきれないからです。
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もう一枚、同じ個体を撮りました。比較の為に置いた指示棒と比較するとサイズが分かります。
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2012年12月30日撮影。撮影者は浅沼絵美さん。場所は雲見・牛着岩、マンボウ待ちの根の水深21m付近です。こういう生まれたばかりと思われる小さな個体、通年いるのでしょうか?4月にも同じような大きさの個体が撮影されていますね。
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by idive-marinelife | 2013-03-24 12:06 | 魚・ハ行

ハクテンミノウミウシ

後䚡目裸鰓(らさい)亜目ミノウミウシ上科サキシマミノウミウシ科サキシマミノウミウシ属(日本のウミウシβ版準拠)

《旧分類:裸鰓目ミノウミウシ亜目サキシマミノウミウシ科》

2010年2月14日撮影。場所は雲見・牛着岩のグンカン、水深12m付近のオオパンカイメン上にて。体長は15mm程度。
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「本州のウミウシ」図鑑によると、「体は白色を帯びた半透明。触角は淡い灰黄色で褶葉がある。(中略)本種は背面と体側面に白色の微小斑紋が散布し、斑紋どうしがつながり網目状になることが多い。(中略)前足隅は短い触手状。背側突起はほぼ白色で、先端直下に黄色または橙色の色輪、その下に紫色の色輪がある。口触手は長く、先端は匙状。本州では稀種」とあります。

次の写真は同じ個体の写真です。ストロボ光が強くて少し白飛びしていますが、触角の様子がよく分かると思います。
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下記画像は2010年2月11日に志村実氏が撮影しました。場所は雲見・牛着岩の小牛の洞窟前の岩の上、体長はわずかに2mm程度でした。小さすぎて画像を拡大してもその特徴がよく分かりませんが、志村氏が画像をウミウシ図鑑.comに投稿したところ、本種ではないか、との回答がありました。確信はありませんが、一応この種に掲載しておきます。
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2010年6月17日撮影。体長はやはり極小で3mmとか、そんなカンジでした。小さすぎてあまりよく撮れていませんけど(言い訳)、体に白い微細な点々のあることはよくわかります。
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2011年4月1日撮影。体長は5mmとかそんな程度です。場所はクレバス下の水深15m付近です。
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2012年8月30日撮影。場所は雲見・牛着岩、水深24mのアーチ、水深17m付近の壁です。体長は少し大きめの3cmくらい。右下に一緒に写っているのはサキシマミノウミウシですね。
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2012年12月30日撮影。撮影者は浅沼絵美さん。場所は雲見・牛着岩、ブルーコーナーの浅いエッジ部分。水深は6m付近でした。左側の黒い物体はウインターグローブをはめた私の指です。
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by idive-marinelife | 2013-03-24 11:55 | ウミウシ・ハ行

カナメイロウミウシ

後䚡目裸鰓(らさい)亜目ドーリス上科隠䚡ウミウシ類イロウミウシ科アオウミウシ属(日本のウミウシβ版準拠)

《旧分類:裸鰓(らさい)目ドーリス亜目イロウミウシ科アオウミウシ属》

2012年12月29日撮影。場所は雲見・牛着岩の大牛の洞窟内部でした。体長は2cmほど。はっとするほど美しい色合いをしていました。
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2012年12月30日撮影。上記と同じ個体です。撮影者は浅沼絵美さん。
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もう一枚、同じ日に同じ個体です。撮影者は小野寺哲也さん。
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by idive-marinelife | 2013-03-24 11:50 | ウミウシ・カ行

オオパンカイメン

海綿動物門尋常海綿網パンカイメン科

2013年1月20日撮影。
雲見に限らず、伊豆ではごく普通に見られるカイメンです。大きいものでは1mを越えるようなものも。
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形は様々です。「海辺の生きもの」図鑑には「外形は不規則な塊上で瘤状の隆起があり、体表は乳頭で覆われる」とあります。ウミウシの仲間の宿主にしばしばなっています。
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by idive-marinelife | 2013-03-24 11:19 | その他・ア行