サギリオトメウミウシ
裸鰓目タテジマウミウシ亜目タテジマウミウシ科。
2009年4月6日撮影。湾内の水深12m付近の岩の上でした。体調は2cmほどでしょうか。 裸鰓目タテジマウミウシ亜目タテジマウミウシ科です。 触覚が黒く、口幕の周縁が淡い黄色。体全体に小さな黒い点々が散在する事、などが特徴です。 2010年1月24日撮影。 2010年4月21日撮影。小牛の前、去年の台風で砂の中から出現したケーソンに付いていました。 「本州のウミウシ」図鑑によると「背面の地色は薄桃色で、成長につれて淡い灰黄色になる。きわめて細い縦ヒダが多くあり、それに沿って暗色の縦線がある。この縦線の上には黒色の細点または眼状紋が不規則に散在し、その周辺は細点がにじんだような色合いになる。触角は黒色。背面と口幕の周縁は淡黄色。口幕や体側面、腹足が白く、しばしば黒色の細点が散在する」とあります。 次の画像は上記と同じ日、同じケーソンに付いていた別の個体です。 このウミウシはキシマオトメウミウシやミルクオトメウミウシと似ていて悩む所ですが、「この縦線の上には黒色の細点または眼状紋が不規則に散在し、その周辺は細点がにじんだような色合いになる」という特徴から本種と判断しました。キシマオトメには背面や口幕に黒色点はありませんし、ミルクオトメは背面の縦ヒダが不明瞭なことが多いことが理由です。 2011年11月13日撮影。撮影者は廣瀬誠氏。
by idive-MARINELIFE
| 2013-03-16 14:59
| ウミウシ・サ行
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