コマチガニ
甲殻上綱軟甲綱十脚目短尾下目(カニ下目)尖頭群ヒシガニ上科ゴカクガニ科コマチガニ属
2011年5月15日撮影。撮影場所は雲見・牛着岩の通称ブルーコーナー、水深5mの岩肌についたウミシダ類の足の間です。甲の部分は六角形で白っぽい線で縁取られています。 甲幅は1cm弱、と言った所で、過去に見た同種の個体より大きめでした。 「海の甲殻類」図鑑には、同じページにこの「コマチガニ」と「シロスジコマチガニ」の2種類が載っています。見た目にそっくりで、説明する文章も最後の1行が違うだけでほとんど同じです。 その違う部分とは、コマチガニが「甲域はよく分かれ、胃域の前半がやや隆起する」、シロスジコマチガニが「甲域は不鮮明で、甲面はほとんど平坦」とあります。胃域とは甲羅の上半分のさらに中央部分ですが、画像で見てもこれが隆起しているかどうかなんて分かりません!Ψ(´д`)Ψ うーん、肉眼ではこの2種を見分けることは不可能なんでしょうか? 2010年2月24日撮影。「Hの穴」洞窟内部のオオウミシダの上にちょこんと乗っていました。体長はわずかに3mmほど。撮影者は金澤真美氏です。 2012年1月1日撮影。場所は三競の1の穴内部でした。水深は10mほど。この個体もウミシダの中にいたのですが、撮影しようとしていると、ウミシダからぴょんと岩の上に飛び降りて逃げ出しました。その瞬間をとらえた一枚です。 細かい所までよく分かりますけど、居心地のいい住処を追い出してしまってすいませんでした。m(_ _)m 2012年3月16日撮影。撮影者は廣瀬誠氏。よく見るとウミシダの枝の反対側にはアカエラミノウミウシも見えます。
by idive-marinelife
| 2010-02-25 19:45
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