オオアカヒトデ
棘皮動物門ヒトデ綱ホウキボシ科。
2010年11月17日撮影。撮影者は私です。場所は雲見・牛着岩のたて穴内部。 輻長(ふくちょう:体の中心から腕の先までの長さのこと)は30cmほどもある大型種です。 色取りはなかなかきれいで雲のような模様があります。どうも暗いところが好きなようで、この個体もそうでしたが、洞窟内部で見かけることが多いようです。 2009年11月1日撮影。撮影者は和田哲氏。 2011年8月16日撮影。場所はクランクの岩の上です。普段は薄暗い場所で岩に張り付いている本種が、目立つ岩の上で、ご覧の通りのブリッジ状態。見つけた時は目が点になりました。 これ、実はオオアカヒトデの放精シーンでした。体を高く持ち上げた状態で、全身の小さな穴から懸命に放精しています。 これは出来るだけ遠くまでオスが自分の精子を飛ばそうという試みなんだそうです。なるほど。じゃ、メスはどこにいて、どうやって受精するんでしょうか。メスもどっかでブリッジしながら放卵しているんでしょうか・・・? この放精、私は5分ほどしか観察できなかったのですが、通常は20分ほど続くそうです。つまりこの貴重なシーンに出会うにはタイミングが大切なんですね〜。ラッキーでした。
by idive-marinelife
| 2010-11-18 14:19
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