コマチテッポウエビ
エビ類テッポウエビ科ツノテッポウエビ属。
2011年5月12日撮影。撮影者は雲見に下見に来ていたアクアティックプロの大西敏郎氏。 「海の甲殻類」図鑑によると「ウミシダ類の口盤付近にたいてい雌雄ですむ。(中略)体色は宿主の色に合わせて変化し、黒色と乳白色の2タイプがある」とのことです。これは黒色タイプですね。 しかし、「海の甲殻類」図鑑を詳しく検討していくと、ちょっと疑問点が。 このコマチテッポウエビと同じページにハクセンコマチテッポウエビという種も載っています。こちらは分布が「琉球列島以南」となっていますが、その説明文章を見ると・・・。 「(前略)コマチテッポウエビに似ているが、甲やはさみ脚に数条の淡色の縦縞模様がある。額角には3つのとげがあり、第1はさみ脚は左側が大きい(後略)」 とあります。改めて写真を見てみると、体やはさみ脚には明瞭な縦縞模様、そして左側のはさみ脚が大きく写っています。逆に右側のはさみはあるのかどうか分からないですね。 コマチテッポウエビの黒色タイプは線が入らないようなので、分布が明らかに違うことをのぞけば、ハクセンコマチテッポウエビだと言いたい所です。ホントの所はどうなんでしょうね?
by idive-marinelife
| 2011-05-14 16:27
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