クロスジリュウグウウミウシ亜科の一種1
後䚡目裸鰓(らさい)亜目ドーリス上科顕䚡ウミウシ類フジタウミウシ科クロスジリュウグウウミウシ亜科
2013年9月4日追記: 以前は「セトリュウグウウミウシ」として掲載していました。「日本のウミウシβ版」に本種は記載がありません。「ウミウシ図鑑.com」に準拠して名前及び分類を変更いたしました。 確かにセトリュウグウウミウシの特徴である朱色に染まる部分が本種にはまったくありません。幼体だからかな、と思っていましたが違う種のようです。 下記の説明文は「セトリュウグウウミウシ」として書いたものです。その為内容がそぐわない部分がありますが、ご容赦くださいませ。 :追記終わり 2012年1月29日撮影。体長はわずかに3mmほどでした。 「本州のウミウシ」図鑑には「(前略)南方系。本州では黒潮の影響を受ける海域、比較的深所で稀に見られる」とあります。しかし田子ではこの所ずっと体長10cm前後の個体が複数確認されています。雲見でもそれくらい大きくなってくれるといいのですが。これじゃあ、小さすぎます。f ^ ^ *) 1週間後に確認しに行ったら、もういなくなっていました。そりゃそうですよね。 2012年9月14日撮影。撮影者は山本慎太郎氏。写真の左上、コケムシの上にちょこんと乗っていました。体長はたぶん3mmとかその程度です。手前にいるミナミヒロウミウシを撮影中に発見しました。 こちらは2012年7月7日に、雲見ではなく田子で撮影されました。撮影者は瀧井友子さんです。 これ、体長15cmほどもある立派な成体です。田子では比較的多く本種の成体を見かけますが、雲見ではたまに幼体を見かける程度。何が違うんでしょうね・・・? 2014年2月8日撮影。場所は雲見・牛着岩、H型のトンネル入口付近の水深14mにて。体長は3mmとかそんなもんでした。 またどの個体も同じコケムシの上で観察されていますね。間違いなくエサなのでしょう。 こうしてみると、雲見では体長がせいぜい1cm以下しかない幼体しか観察されていないことが分かります。上記のように田子には立派な成体が幾つも観察されています。何故田子には成体がいて雲見は幼体だけなのか。不思議ですね〜。ただ田子の成体は水深が20m以深の深い場所にいることと関係があるのかもしれません。
by idive-marinelife
| 2014-02-11 09:16
| ウミウシ・サ行
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