ムチカラマツ
刺胞(しほう)動物門・花虫(はなむし)綱・六放サンゴ亜綱・ツノサンゴ目・ウミカラマツ科。
2012年2月13日撮影。ひょろひょろと細長い姿をしています。ぱっと見た感じ、それが動物なのか植物なのか分からず得体の知れない感じですね。 体の構造はどうなっているんでしょう。「海辺の生きもの」図鑑から一部引用します。 「ウミカラマツ類はポリプが軸骨上にはりついている感じで、軸骨には小さな角状のトゲがあることからツノサンゴと呼ばれ、ポリプは6本の触手をもっている。」 六方サンゴの他の仲間・イシサンゴと同じようにポリプの集合体です。下の写真はそのアップです。ポリプの触手が四方に出ているのが分かります。この触手でプランクトンなどをからめとって食べています。 根元はしっかりと岩に固着していて、移動は出来ません。 このムチカラマツのことを実に上手に表現しているサイトを見つけたので引用します。 **********(以下引用) 10人に聞けば必ず100%「あの人とっても良い方ね!」と誰もが褒める。 また、宴会があれば必ず「ついでに声が掛り」一人おとなしく黙って程々に呑み、 乱れる事もなく、自己主張は一切しない。 「では、お先に!」と中座しても誰も引き止めず、「あれ?○○さんは?」 と誰も彼が何時帰ったのか憶えていない。 たま~に居ますね、そんな方。 海の中でそんな存在なのが「ムチカラマツ」??? 図鑑の掲載記事もほんの数行の説明しかない。 インターネットのサイトを検索しても「ムチカラマツ」と云う言葉があるサイトは 1100以上もあるのに決して「ムチカラマツ」はメインではない。 ついでに名前を書かれているだけの脇役? 「ムチカラマツに共生するムチカラマツエビ」とか「ムチカラマツに隠れる ガラスハゼ、カニ」云々。 そう!彼のまわりにはとっても可愛いマクロの生物達が潜んでいるのです。 ほんの数ミリしかないので、じっくり時間をかけて観察をすれば必ず見つかります。 もし、可愛いマクロ生物達が共生してなかったら彼は名前すら無かったかも??」 **********(「大分の海で見られる生き物図鑑」より一部転載) 言い得て妙です。(*^^*)
by idive-marinelife
| 2012-02-13 22:01
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