ニセハクセンミノウミウシ

裸鰓目ミノウミウシ亜目アオミノウミウシ科ハクセンミノウミウシ属。

2012年3月12日追記です。
以前は「ハクセンミノウミウシ」として紹介していました。
しかし、ハクセンミノが体にも細くて白い線が多数入るのに対し、ニセハクセンミノ(本種)は体に白い縦線が入りません。

今までハクセンミノとされたきた個体がハクセンミノとニセハクセンミノに分かれるという情報は、雑誌「月刊ダイバー2011.07月号 No.361」に掲載の「広瀬研だより ちょっとトリビアな無脊椎動物の話」から得ました。ちょっと長いけど、雑誌の記事から該当部分を引用します。

***************(以下引用)
Cratena sp. ニセハクセンミノウミウシ
体色は黄白色をおびた半透明で、Cratena lineata ハクセンミノウミウシに似るが、背面に白色縦線がまったく入らない。Rudman(2002)はC. lineataの色彩型としていたが、Gosliner et al(2008)によって別種とされた。和名はこの経緯に因む。背側突起には多数の白色縦線が入る。消化腺は橙色または黒色をしている。触角と口触手は平滑で、ともに中程から先端にかけては白色。触角直前には4つの橙色斑がある。前足隅は触手状。15mmに達する。調査海域ではC. lineataより普通に見られる。
***************(引用おわり)

2008年7月8日撮影。場所は牛着岩の水路、水深5m付近でした。背中に白い線が入る個体と入らない個体がいるそうですが、下記の画像は入っていませんね。背中の突起には白い縦線が入っています。触角と口触手は中程から先端にかけては白い色をしています。また触角の根本付近に4つのだいだい色の斑点がある、と図鑑にはありますが、ふたつずつくっついているように見えますね。
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2009年9月28日撮影。場所は牛着岩・小牛の裏側、水深10m付近です。
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2010年1月11日撮影。場所は牛着岩・小牛の水路、水深7m付近です。この日は小さな個体ばかり3つほど見つけました。あまりに小さいので特徴である触角の根元のオレンジ斑点4つはパソコン上で画像を拡大して初めて確認できました。
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2011年11月13日撮影。撮影者は廣瀬誠氏。
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2012年2月16日撮影。この写真の画像、体に白色縦線が入っていない様子がよく分かります。
この画像を見て、あらためて今までハクセンミノとしてきた種が、ニセハクセンミノだと認識いたしました。逆に、過去の画像を検索してみた所、ハクセンミノは見ていないようなのです。
次からは、見つけた個体がハクセンミノかニセハクセンミノかを気をつけて見ていきたいと思います。
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by idive-marinelife | 2012-03-12 17:19 | ウミウシ・ハ行
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