ベニカエルアンコウ
顎口上綱新鰭亜綱アンコウ目カエルアンコウ科。
従来の和名はベニイザリウオでしたが、2007年に日本魚類学会でベニカエルアンコウと改名されました。 2008年5月30日撮影。大牛裏の壁にいました。水深は15m付近。 ベニカエルアンコウはたぶん雲見でもっともよく見かけるカエルアンコウの仲間だと思います。 見分け方は、背びれの第二棘が細い棒状であること。しかもこの背びれには、他のカエルアンコウの仲間のような薄い膜はありません。 体側の中央に紅色の斑点があり、その中央には一本毛のようなものが生えていることもあります。 体は小振りで、岩やカイメンなどにつき、あまり移動しません。お陰で一度見つけると、しばらくダイバーを楽しませてくれます。 でも触ってしまうと引っ越していなくなってしまうので、観察する時やカメラ撮影時には、触らないように気をつけたいですね。 2008年5月23日撮影。 2008年5月9日撮影。 2008年5月1日撮影。 2007年7月24日撮影。 2006年4月8日撮影。牛着岩の湾内にて。水深10m付近。 こちらも同じ日に撮影しましたが、別の個体です。マンリョウウミウシの上に踏ん張っています。f ^ ^ *) 2008年7月1日撮影。湾内の通称マイケルロック横の岩に逆さまに張り付いていました。 2011年8月26日撮影。お尻を持ち上げて脱糞した瞬間です。 人間とおんなじで踏ん張る時は口をあけていますね。出たぁ!って感じでしょうか。 2012年4月15日撮影。場所は雲見・牛着岩のクランクを出て左側、水深15m付近です。比較の為に置いた一円玉と比べると、その小ささが分かりますね〜。発見者は雲見のガイド・近喰細さん。撮影者は石井幾子さんです。 上の写真と同じ日に同じ個体を私が撮影しました。小さくてもベニカエルアンコウの特徴である背ビレ第二棘が変化した角がちゃんとあります。 2012年5月13日撮影。上記と同じ場所で同じ個体を再発見したと思われます。というのも、この1ヶ月の間に体長が2cmほどに大きくなっているので、間違いなく同じ個体、とは言いきれないからです。 もう一枚、同じ個体を撮りました。比較の為に置いた指示棒と比較するとサイズが分かります。 2012年12月30日撮影。撮影者は浅沼絵美さん。場所は雲見・牛着岩、マンボウ待ちの根の水深21m付近です。こういう生まれたばかりと思われる小さな個体、通年いるのでしょうか?4月にも同じような大きさの個体が撮影されていますね。
by idive-marinelife
| 2013-03-24 12:06
| 魚・ハ行
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