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アカエラミノウミウシ

後䚡目裸鰓(らさい)亜目ミノウミウシ上科ヨツスジミノウミウシ科アカエラミノウミウシ属

《旧分類:裸鰓目ミノウミウシ亜目アオミノウミウシ科》

2009年3月31日撮影。水路の入口にて。
美しいウミウシですね。体全体に白くて細かい点々模様のあるのが目印です。よく似たエムラミノウミウシにはこの白い点々はなく、正中線上にオレンジの線が入っています。
2009年3月位からこのウミウシがあちこちで目撃されるようになりました。時期によって旬な種類のいるのが面白いですね。
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2010年3月9日撮影。小牛裏側、水深12m付近です。斜面に生えている紅藻をそっとめくると、かなりの確率で見ることが出来ました。あまり目に触れませんが、個体数は結構いるのかも、です。
背中に乗っているピンク色のものはカイアシ類という動物プランクトンの一種の卵塊と思われます。「本州のウミウシ」図鑑にもそのような解説が載っていました。また、以前イボヤギミノウミウシの上に、これと同じようなものを見た覚えもあります。
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2010年2月26日撮影。場所は湾内の岩の側面でした。水深は8mくらいです。周りにある白い物は自らが産んだタマゴでしょうか。
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2010年3月3日撮影。場所はマンボウ待ちの根の水深20m付近でした。体長は2cmくらいです。たぶんエサであるヒドロ虫の上にいましたが、撮影しているうちにどんどん逃げていってしまいました。ライトの光を忌避したんでしょうか。
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2010年4月4日撮影。場所は雲見・三競の4の穴入口付近でした。交接器官を接して、今まさに交接の最中と見えます。ウミウシの仲間は雌雄同体で交接時には互いの精子を交換し、互いに受精し互いにタマゴを産みます。すごい繁殖戦略ですね。
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2011年5月2日撮影。撮影者は石田直樹氏です。このウミウシは寄生虫に寄生されやすいのでしょうか?またもや、寄生虫の卵を背負った個体を発見です。ちなみに寄生虫の正体はカイアシ類という動物プランクトンの一種だそうですが、本体は宿主(つまりこのウミウシ)の体内にいて、その姿を目にすることは出来ないようです。
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2006年4月18日撮影。水路下の洞窟にて。
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2010年2月8日撮影。たて穴の前付近、水深18mあたりでした。アカエラミノウミウシとしましたが、その特徴である白くて細かい点々模様がありません。「本州のウミウシ」図鑑を調べてみると、フラベリーナ・ベルルコサという和名のない種によく似ています。ただ、この種は分布が東北以北、つまり寒いところに住む種とありますので、伊豆にいるもんだかどうだか。謎です。
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2010年2月17日追記。
そこで「ウミウシ図鑑.com」に投稿して助言依頼をしたところ、「以前大瀬崎でも出現したことがある」との情報を得ました。そこでこの種をフラベリーナ・ベルルコサと判断し、ここに訂正いたします。
by idive-marinelife | 2010-02-16 10:13 | ウミウシ・ア行
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