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ムラサキミノウミウシ

2008年7月6日撮影。撮影者は池田英明氏。
裸鰓目ミノウミウシ亜目アオミノウミウシ科。
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2009年3月13日追記。「Heaven's Ocean」の中によく似た画像を発見し、以前は「ナゾのウミウシ 7」として紹介していた物をムラサキミノウミウシとしました。

「本州のウミウシ」図鑑にも当然ムラサキミノウミウシは載っているのですが、掲載されている個体の写真が上記画像の物とは似ていないように感じられて、違う、と判断していました。しかしウミウシは色彩に個体差の多い種も多く、1、2枚の画像だけ見たのでは判断がつかないことも多いのだな、と痛感させられました。

このウミウシは触覚の色が全体的にオレンジ色で短く、まん中に白っぽい輪が入ること、背側突起の中に透けて見える消化腺は紫から青っぽい色、先端は白から黄色っぽいのが特徴ですね。この画像には前足隅が写っていないのが惜しいです。

2009年4月11日撮影。雲見・牛着岩のグンカンにて。体長は大きい物で20mm、小さい物で10mmほどでした。4匹仲良くサザエの上で固まっていました。
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このウミウシは巻き貝に着くカイウミヒドラに着生していることが多いそうです。まさに図鑑どおりですね。
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別の角度から。
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2009年4月12日撮影。雲見・牛着岩の小牛、湾内側の壁にて。水深10m付近。
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2010年5月27日撮影。撮影者は金澤真美氏。撮影場所は大牛の裏手、水深12m付近。体長は4cmほどと今まで見たこのウミウシの中では一番大きかったと思います。図鑑には20mmに達するとありますが、そんなもんじゃありませんでした。
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by idive-marinelife | 2009-04-11 17:13 | ウミウシ・マ行
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