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マンボウ

2010年2月14日のバレンタインディに見ました!体長は1.5m。雲見・牛着岩の沖合、モロコ根と呼んでいる岩の付近で、水深は15mくらいでした。
撮影者は岡島洋介氏。なんてラッキーな方なんでしょう。
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山と渓谷社「日本の海水魚」図鑑によると「フグ目マンボウ科。体の後端は切断したような形をしている。尾びれはなく、尾びれのように見える構造は背びれと尻びれの一部が変形したものである。(中略)腹びれはない。体は側扁し、円い。体の後端は切り落としたような形となり、舵びれという特殊な構造があり、真の尾びれはない」となっています。

また同図鑑には「全世界の温・熱帯域に分布。外洋表層性」とあります。つまり普段はダイバーが潜らないような沖合に生息していて、我々の目には触れにくい、ってことなんですね。
同じく岡島氏による撮影。慌ててカメラを構える私が写っています。
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1999年初版発行の「のぞいて見よう 海の中」ジャック・T・モイヤー著 のマンボウの項目を見ると「マンボウ(Mora mora)はフグ目に属する素晴らしく巨大な魚で、外洋の環境に完全に適応した種である。大きいものは体長3m以上に達するものもいるが、その性格は極めておとなしい」とあります。

次の動画は岡島氏と一緒に見たマンボウを、私がコンパクトデジカメの動画モードで撮影したものです。

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by idive-marinelife | 2010-02-28 20:52 | 魚・マ行

ヘビギンポ

2010年2月23日撮影。この日一日でヘビギンポの画像を8個体分撮りました。一挙掲載です。これは、実はこの数日前に珍しい「赤ヘビ」と呼ばれる学名も確定していない個体を発見したことがきっかけでした。

このヘビギンポ自体はありふれた種で通年、雲見・牛着岩でもよく見かけます。そのせいであまり注意を払ってこなかったのですが、この魚の仲間は、実は非常に奥が深いようなのです。詳しくは「赤ヘビ」の頁をご覧下さい。

1匹目。気をつけて探せば、かなりの数を見つけることが出来ます。
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2匹目。どの個体も体長は3cmから5cmと言ったところ。
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背びれが3基あるのが、この種の特徴です。
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はっきり言って、そこら中にいます。f ^ ^ *)
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そっと近づけば、かなり寄れるので、被写体にしやすいですね。
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この仲間はオスとメスの体色が違うことが多く、また婚姻色もあるので大変です。「日本の海水魚」図鑑には「前鼻管の皮弁は2分岐する。体色に雌雄差がある」とあるだけで、詳しい見分け方とか載っていません。また前鼻管がどこなのかもイマイチ分かりません。f ^ ^ *) どこが2分岐しているんでしょう?
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今日は水深6mからおおよそ12mくらいのところにいる個体を撮りました。あまり意識していなかったですが、それより深いところにはあまりいないのかな?下の画像は幼魚と思われます。
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全部ヘビギンポだとは思うのですが、体色も微妙に違いますよね?ひょっとして、また違う種類が混ざっていたりして。こちらは2ショット。
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2010年6月24日撮影。オスの婚姻色です。産卵期は「生態観察ガイド 伊豆の海水魚」によると、6月から11月。ピークは6月から8月だそうです。
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「赤ヘビ」の発見をきっかけに、今まで見向きもしなかったヘビギンポに、ちょっとだけ興味が湧いてきました。で、ネットを検索すると・・・。なんと、ヘビギンポだけに特化したサイトを発見!瀬能先生が言う「一部のマニアックなダイバー」って、ひょっとしてこの人たちのこと?

「ヘビギンポのデータベース ヘビベース!」
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by idive-marinelife | 2010-02-25 20:24 | 魚・ハ行

ヘビギンポ属の一種「赤ヘビ」

2010年2月17日撮影。-16mのアーチそばの岩の上にいました。水深は12mくらい。体長は2cmほどのかわいらしい個体でした。
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図鑑を調べてもイマイチ種類が分からなかったので、神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能 宏先生に画像を送って同定を依頼しました。すると、こんな答えが。

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私もこの仲間は自信がないのですが、一部のマニアックなダイバーの間で『赤ヘビ』と呼ばれているものではないかと思います。現状では学名未確定です。婚姻色を現した個体や全身のカットが撮影できればまた提供いただければ幸いです。

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意外にもちょっと珍しい種類だったんですね。そうとは知らなかったので、あまりカット数を撮りませんでした。知っていれば、違う角度からも撮ったりしたのですが・・・。
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by idive-marinelife | 2010-02-25 20:09 | 魚・ハ行

アズキウミウシ

2010年2月23日撮影。場所は水路の入口、水深7m付近。体長は2cmほど。
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同じ個体です。「本州のウミウシ」図鑑によると、「体地色は草緑色から褐色と変異幅が大きい。側足にはだいだい色から橙赤色の細点が散布している。触角上部と尾は黒色から青色でその先端は黒染する」とあります。触角のブルーが印象的な種類ですね。ミドリガイの仲間です。
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2010年2月24日撮影。撮影者は金澤真美氏です。上記と同じ場所にいたので、同じ個体ですね。
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by idive-marinelife | 2010-02-25 19:57 | ウミウシ・ア行

コマチガニ

 甲殻上綱軟甲綱十脚目短尾下目(カニ下目)尖頭群ヒシガニ上科ゴカクガニ科コマチガニ属

2011年5月15日撮影。撮影場所は雲見・牛着岩の通称ブルーコーナー、水深5mの岩肌についたウミシダ類の足の間です。甲の部分は六角形で白っぽい線で縁取られています。
甲幅は1cm弱、と言った所で、過去に見た同種の個体より大きめでした。
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「海の甲殻類」図鑑には、同じページにこの「コマチガニ」と「シロスジコマチガニ」の2種類が載っています。見た目にそっくりで、説明する文章も最後の1行が違うだけでほとんど同じです。

その違う部分とは、コマチガニが「甲域はよく分かれ、胃域の前半がやや隆起する」、シロスジコマチガニが「甲域は不鮮明で、甲面はほとんど平坦」とあります。胃域とは甲羅の上半分のさらに中央部分ですが、画像で見てもこれが隆起しているかどうかなんて分かりません!Ψ(´д`)Ψ

うーん、肉眼ではこの2種を見分けることは不可能なんでしょうか?

2010年2月24日撮影。「Hの穴」洞窟内部のオオウミシダの上にちょこんと乗っていました。体長はわずかに3mmほど。撮影者は金澤真美氏です。
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2012年1月1日撮影。場所は三競の1の穴内部でした。水深は10mほど。この個体もウミシダの中にいたのですが、撮影しようとしていると、ウミシダからぴょんと岩の上に飛び降りて逃げ出しました。その瞬間をとらえた一枚です。
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細かい所までよく分かりますけど、居心地のいい住処を追い出してしまってすいませんでした。m(_ _)m

2012年3月16日撮影。撮影者は廣瀬誠氏。よく見るとウミシダの枝の反対側にはアカエラミノウミウシも見えます。
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by idive-marinelife | 2010-02-25 19:45 | その他・カ行

クロヘリアメフラシ

2010年3月6日撮影。撮影場所は水路下の洞窟内。撮影者は小山充治氏。体長は6、7cmあったでしょうか。この種の中では大きい個体だと思います。
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2010年3月7日撮影。私が撮影しました。湾内の水深10m付近です。フクロノリという緑藻の内側での産卵シーンです。卵塊は黄色いラーメンのような糸状ですね。この紐の中にたくさんの小さなタマゴが格納されています。
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同じく2010年3月7日に私が撮影しました。これも何匹か集まって産卵の準備段階でしょうか?
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2010年2月23日撮影。水路の壁、水深7m付近でした。体長はわずかに6mmほど。小さかったですね。最初、普段よく見かけるクロヘリアメフラシとあまりにも見た目が違うので、珍しい種類のアメフラシかと思いましたが、「本州のウミウシ」図鑑の当該種を調べると、色彩変異が多いとのこと。全部で6種類ほどカラーバリエーションが紹介されていましたが、中のひとつにそっくりでした。
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体をうーんと伸ばしたところ。こうすると、体長は倍くらいになりますね。まだ水温の冷たい今頃からしばらくの間、見ることが出来ます。
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2009年3月8日撮影。雲見・牛着岩の大牛の裏側、水深10m付近にて。撮影者は石井幾子氏。
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by idive-marinelife | 2010-02-25 14:34 | ウミウシ・カ行

フタスジミノウミウシ

裸鰓目ミノウミウシ亜目アオミノウミウシ科。

2008年5月15日撮影。小牛の洞窟前にて。体長1センチほど。
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2009年4月24日撮影。小さいです。
このウミウシは紅藻の上にちょこんといました。口触手から触角の根元まで入っている2本の赤い線からフタスジミノウミウシと判断しました。が、もう一つの特徴である背中の突起先端が赤や黄色に彩られる、ということはないですね。
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アップにしてみました。
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2010年2月24日撮影。場所は水路の水深7m付近。オオパンカイメンの上にいました。体長は1cmほどです。
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2011年5月11日撮影。撮影者は廣瀬誠氏。
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2012年3月16日撮影。撮影者は廣瀬誠氏。この年、初めて発見した個体です。
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by idive-marinelife | 2010-02-25 13:57 | ウミウシ・ハ行

アカクラゲ

2010年2月14日撮影。くしくもマンボウが出現した日でした。マンボウはクラゲを食べる、と言われています。この日、中層にこのクラゲが多かったことは、マンボウ出現と関係があったのでしょうか?

このクラゲは傘の直径が10cm程度。特徴的な赤いラインが入っているのですぐ識別できますね。傘の下には長い足がありますが、毒は強いといいます。触れないよう、充分な注意が必要ですね。
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足の間を、小魚が隠れ家にしていることもあります。
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by idive-marinelife | 2010-02-18 13:26 | その他・ア行

イガグリウミウシ

裸鰓目ドーリス亜目イロウミウシ科。

2008年7月8日撮影。Hの穴の前の岩にいました。水深15m前後。
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2008年5月30日撮影。
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2008年7月27日撮影。撮影者は林田一美氏。
この個体のように背面突起の先端が白いものはニセイガグリウミウシと呼ばれて別種とされていましたが、「本州のウミウシ」によると、両者の間に内的な差異は認められず、ニセイガグリウミウシはイガグリウミウシの新参異名と思われる、とあります。
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2010年2月17日撮影。水深20m付近、マンボウ待ちの根の沖側の面にいました。
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by idive-marinelife | 2010-02-18 13:17 | ウミウシ・ア行

ウミシダヤドリエビ

2010年2月17日撮影。雲見・牛着岩の湾内、水深10m付近。ウミシダの中をそっと探すと、ペアでいました。体長は2cmくらいでした。「海の甲殻類」図鑑によると「ウミシダ類に共生し、腕部にたいてい複数で見られる。体色は宿主の色に合わせて変異が多く、単色や縞模様のあるものなどさまざま(後略)」とあります。
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上記と同じ個体です。アップにしてみました。ウミシダで一部隠れちゃってますが。f ^ ^ *)
「海の甲殻類」図鑑、当該種説明の続きです。「ウミシダ類に共生する近似種は数種いるが、本種は近縁種に比べて体型は細く、眼の先端にほとんど突起はないことなどが特徴。また、ウミシダ類に共生するエビ類の中では日本で最も多い」ってことです。
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by idive-marinelife | 2010-02-18 13:07 | その他・ア行