<   2010年 04月 ( 16 )   > この月の画像一覧

タンブヤ・ウェルコニス

2010年4月21日撮影。場所は牛着岩の湾内、水深15m付近。大きな岩の側面にて、カヤ類に付いていました。。体長は4cmほど。
分類は裸鰓目ドーリス亜目フジタウミウシ科クロスジリュウグウウミウシ亜科。
b0156853_14572333.jpg


「本州のウミウシ」図鑑によると「体地色は黄色、黄橙色、橙色など、体表に青色円斑が多数ある。この斑紋は黒色の細線で縁どられることもある。頭幕縁と鰓の軸は草緑色または青色で、触角と鰓の内側はその濃色。頭幕縁は明瞭で太く、鰓は非常に大きい。稀種。80mmに達する」とあります。

翌日にはもうどこを探してもいませんでした。もっとずっといてくれればいいのに、ザンネンです。
[PR]
by idive-marinelife | 2010-04-24 15:39 | ウミウシ・タ行

ヨコジマキセワタ

2010年4月21日撮影。場所は牛着岩の湾内、水深14m付近。大きな岩の裾、砂地の海底に近い場所で。体長は3cmほど。
分類は頭楯目キセワタ上科カノコキセワタ科。同じ頭楯目の仲間として、他にミスガイニシキツバメガイコンシボリガイムラサキウミコチョウなどが雲見で観察されています。

ある図鑑には超稀少種、とありました。砂に潜る性質があるとのことです。他のガイドさんがもう少し大きい個体をこれと近い場所で発見したそうです。
b0156853_1414482.jpg


ただ、どちらの個体も結構速い速度で移動を開始してしまいました。結局、すぐ後に見に行っても、もう見つかりませんでした。この神出鬼没具合も、稀少種といわれる所以でしょうか。
b0156853_14151698.jpg


私が撮影したほうの個体は、ブダイが夜寝る時に張る幕のようなものがまとわりついていました。このウミウシが出したものでしょうか?
b0156853_1416155.jpg


2010年4月28日撮影。場所はやはり湾内の砂地でした。ただ上記の個体よりひとまわりくらい大きく、体長は5cmほどありました。上記の個体と同じく、まるでブダイが寝る時に張る幕のようなものが体を覆っていました。
b0156853_2253456.jpg


[PR]
by idive-marinelife | 2010-04-24 14:16 | ウミウシ・ヤ・ラ・ワ行

キュウセン

2010年4月18日撮影。撮影場所は水深16mのアーチ周辺、水深16m付近、岩礁と砂地の境目のあたり。体長は7から8cmほど。
スズキ目ベラ科カンムリベラ亜科。

下記画像は成魚のメスです。
b0156853_11342975.jpg


キュウセンは雌雄で色が違います。また婚姻色も異なるので、キュウセン一種類にもたくさん画像を撮る必要があります。徐々に追加していきます。
[PR]
by idive-marinelife | 2010-04-24 11:36 | 魚・カ行

マダラフサカサゴ属の一種

2010年4月21日撮影。撮影場所は小牛の裏手、水深14m付近。体長は7から8cmほど。
カサゴ目フサカサゴ科マダラフサカサゴ属。
b0156853_1055784.jpg


最初に見つけた時、目の上の皮弁が長く、何だか見たことのない魚だなぁ、という印象でした。
写真を撮って図鑑を調べましたが、該当する種類がないように思えます。そこで神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能 宏先生に画像を送って種の同定を依頼いたしました。その結果、下記のようなメールが返信されてきました。

///////////////////////////////////////

 マダラフサカサゴ属です。
最近になってマダラフサカサゴそのものを含めて伊豆では3種ほどが確認されており、どれにあたるのかは専門の研究者に聞いてみます。
眼上皮弁の長さについては種ごとにかなり変異があるため、あまりあてにしない方がよいと思います。

////////////////////////////////////////

さらに一日後、瀬能先生から追加のメールをいただきました。

////////////////////////////////////////

 早速問い合わせ先から返信があり、この近辺から確認されている2種の未記載種のうちのひとつということでした。現状ではマダラフサカサゴ属の1種となりますが、近いうちに学名と和名が決まるでしょう。

////////////////////////////////////////
b0156853_10554965.jpg


いったいどんな和名が付けられるのでしょうね?(^^*)♪
[PR]
by idive-marinelife | 2010-04-24 10:57 | 魚・マ行

アカネテンジクダイ

撮影は2008年6月7日。撮影者は石川潤氏。場所は小牛の洞窟内です。体長は15cm位のものが多いと思います。分類はスズキ目テンジクダイ科テンジクダイ属。

この魚は大牛の洞窟小牛の洞窟といった光の差さない暗い場所にいます。独特の金色がかった茜色をしています。しっぽがハートを横にしたような形をしているのも特徴ですね。

下記写真はこの魚がアカネテンジクダイだと同定する際に決め手となったものです。第一背びれの棘が6本あることがわかりますが、これがアカネテンジクダイの証拠ということです。
b0156853_10481246.jpg


この魚の種類を特定する為に、上記の写真を神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能 宏先生に送って同定をお願いいたしました。
瀬能先生より返信頂いたメールを一部抜粋し、引用いたします。

/////////////////////////////////////////

 画像、拝見しました。まず確実なことはコミナトテンジクダイではありません。
コミナトテンジクダイは小型種で、色合いも体形もかなり異なります。

 で、何かということですが、現時点ではアカネテンジクダイにしておくのがよいと思います。
問題はハナイシモチとどう見分けるかです。西伊豆の画像は過去にも何度か見ていますが、第1背鰭の棘数を計数できるものではすべて6棘なので、この点ではアカネテンジクダイに同定できます。
今回の画像(上記画像)も1点ですが、棘数を計数できるものが含まれており、それは6棘なのでアカネに同定できます。

 棘数を計数できないものはアカネかハナのいずれかに決めることができません(ハナイシモチは7棘)。この問題は私も混乱していて、データベースではアカネにしたりハナにしたり揺れています。
ただ、改めて見直すと、計数できるものはすべてアカネのようなので、とりあえずはアカネにしておくのが無難との結論に至りました。

/////////////////////////////////////////

撮影は2008年7月8日。場所は牛着岩の大牛の洞窟、一番奥の水深10m付近です。口内保育中と見られます。
b0156853_2115656.jpg


撮影は2008年7月8日。場所は牛着岩の大牛の洞窟内。尾柄部に白い線がありますが、婚姻色でしょうか。
b0156853_21154353.jpg


撮影は2008年7月8日。場所は牛着岩の大牛の洞窟内。同様に白い線が見えます。
b0156853_2116431.jpg


上記2枚の画像、私がしっぽ部分の白い線は婚姻色かどうか疑った点についても、瀬能先生からご意見をいただきました。

/////////////////////////////////////////

 婚姻色?ですが、婚姻色ではないように思います。
もし雄が婚姻色を出すとすれば、口内保育に備えて顎が張り出しているはずですが、今回の個体にはその兆候が認められません。
一方、アカネ120(当ブログ2枚目の画像)は顎が張り出していて、雄であることがわかります。このことからも色彩異常かなと思えます。

/////////////////////////////////////////

つまり婚姻色とは考えられない、ということですね。

下の画像2枚は2008年6月13日撮影。大牛の洞窟内にて。
b0156853_1039522.jpg


b0156853_10434230.jpg


[PR]
by idive-marinelife | 2010-04-24 10:20 | 魚・ア行

ブダイ

2010年4月21日撮影。場所は湾内のトレジャーロック付近、水深15m。体長は40cm。
スズキ目ブダイ科。ブダイの仲間はその色彩の雌雄差、老幼差が激しく、この一種だけでも何パターンもの画像を必要とします。追々追加していくつもりです。

ブダイは水深の比較的浅い、牛着岩の湾内などでよく見かけます。
b0156853_1784686.jpg


[PR]
by idive-marinelife | 2010-04-24 02:03 | 魚・ハ行

ダイナンウミヘビ

2010年4月21日撮影。場所は小牛と魚礁の間の砂地、水深16m。体長はわかりません。穴から出てくれば分かるのですけれども・・・。日本の海水魚図鑑には1.8mとあります。
名前にウミヘビとありますが、は虫類のウミヘビとはまったくの別物で、れっきとした魚類です。ウナギ目アナゴ亜目ウミヘビ科ウミヘビ亜科。

砂に掘った穴にすっぽりと隠れています。穴は斜めに開いているようです。これは真上に顔を突き出すホタテウミヘビとは違う特徴ですね。ダイバーが近づくと穴の中へじりじりと入っていってしまうので、体全体どころか、顔もじっくりと見たことがありません。砂に指示棒などを刺して外に追い出すのもかわいそうですしね。
b0156853_16493876.jpg


[PR]
by idive-marinelife | 2010-04-24 01:50 | 魚・タ行

アカエソ

2010年4月21日撮影。場所は小牛と魚礁の間の砂地と岩礁が混じった付近、水深16m。岩の側面に上向きについていました。体長は25cmほど。
分類はヒメ目エソ科。
b0156853_16143126.jpg


よく砂地や浅い岩場の上で見かけます。ペアでいることも。半分砂に埋まった状態で獲物を待っていることもあります。
[PR]
by idive-marinelife | 2010-04-24 01:13 | 魚・ア行

イトベラ

2010年4月18日撮影。水深16mのアーチ周辺にて。砂地と岩礁の境目付近、水深15mです。体長は10cmほど。分類的にはスズキ目ベラ科の魚です。

このベラは雌雄でほとんど色彩に変化がないのですが、雄には背びれの最前部に1黒色点があり雌にはない、と「日本の海水魚」図鑑に載っていました。
b0156853_2244219.jpg


[PR]
by idive-marinelife | 2010-04-22 22:05 | 魚・ア行

コクチフサカサゴ

2007年5月24日撮影。カサゴ目フサカサゴ科。
b0156853_21374914.jpg


2009年6月5日撮影。
b0156853_11522734.jpg


2010年3月7日撮影。湾内の小牛の壁、水深12m付近でした。体長は15cmほどです。
b0156853_11595643.jpg


2010年4月7日撮影。湾内のトレジャーロックの上、水深14m付近です。体長は15cmくらいでした。
b0156853_1221270.jpg


2010年4月23日追記。
以前この魚を「フサカサゴ」として紹介していましたが、本種コクチフサカサゴとフサカサゴの同定のポイントを神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能 宏先生にお尋ねした所、下記のような貴重な情報をお寄せ頂いたので、ご紹介いたします。なお、先生の知見は下記の画像(目の部分に寄生虫が付いている)に基づいてお寄せ頂きました。
b0156853_212179.jpg


/////////////////////////////////////////
 寄生虫はいわゆるメダマイカリムシですが、専門外のため同定に関しては詳しいことはわかりません。

 ●上記2種(フサカサゴとコクチフサカサゴ)に限って言えば、体側に目立つ小黒点がまばらにあればフサカサゴ、なければコクチフサカサゴです。
体形も異なり、フサカサゴは体後半が細身です。
背鰭の色彩はコクチの方が黒い縁取りのある白い虫食い状斑が目立ちます。
また、コクチの方が吻が短くて丸いように感じます。

なお、両種は生息水深が異なり、通常のダイビングで観察される浅い岩礁にいるものはほとんどがコクチです。フサカサゴはかなり深い岩礁(釣りだと100m前後)に生息しており、水中写真は稀です。

 ●今回の画像では上記の特徴を確認できませんが、コクチにしておいてよいと思います。
/////////////////////////////////////////

今まで私が撮影し、この雲見の生き物ブログや、もうひとつのアイダイブ海ブログでフサカサゴとしてご紹介していたものは、撮影した深度がみな水深20m以浅ということを考えると、すべてコクチフサカサゴと考えていいようです。

お詫びして訂正いたします。

2010年4月18日撮影。小さな甲殻類を丸飲みした直後の画像です。あんぐあんぐとあっという間に飲み込んでしまいました。普段はじっとしているクセに、獲物に飛びかかる瞬間はホント早かったですね。目が追いつきませんでした。もちろんカメラも・・・。f ^ ^ *)
b0156853_2174210.jpg


[PR]
by idive-marinelife | 2010-04-22 21:13 | 魚・カ行